半襟の買い方と手入れの仕方

半襟の買い方

 礼装用には、重みがあり、しかも優しい風合いを兼ね備えた正絹が一番良いとされています。 化合繊の物は、光沢があり、どちらかと言うとシャープな感じがしますので、街着や普段着にぴったりと言った感じではないでしょうか。

 正絹の場合、目の詰まった地厚で重目のものが上質とされていますが、あまり地厚ですと、洗濯がしにくく襟元がもったりした感じにもなりやすいです。 また、洗濯するたびに黄ばんできますし、正絹独特の優しい風合いがなくなりごわついた感じになってきますので、高級なもの、というよりは、中級品を利用し、数回使ったのちに普段用に下ろすと良いでしょう。 昔は通な方になると、『半襟は一回きり』という方もいらっしゃったそうです。

 また、気をつけたいのはバーゲンなどで購入するときは、丈の長さに気をつけるようにしましょう。 バーゲン用に作られた物もあり、丈が短い場合があります。丈が短いと、襟元が浮きやすくなり、落ち着かないものです。 一メートルくらいを基準に購入される事をおすすめします。

手入れ

 昔から、半衿と足袋は清潔さが身上とされています。 ほこりや汗などで見た目に汚れていないようでもけっこう汚れている物です。こまめに洗う事で、洗濯も楽ですし、半衿そのものが綺麗に長持ちするでしょう。とくに化合繊の物は洗濯がしやすいですので一度使用したら必ず洗うようにしましょう。

 洗濯するときは、おしゃれ着洗いの洗剤を入れたぬるま湯に10分ほど浸け置きし、ぬるま湯で十分にすすぎます。洗剤が残ってしまうと、黄ばみの原因になりますので、じゅうぶんすすぐようにして下さい。

 絞るとしわになりますので、大きめのタオルなどに挟んで水分をとり、風通しの良いところで陰干しをします。 アイロンをかける場合は、必ず当て布をして、ドライで軽くアイロンをします。

 絞りや、刺繍がびっしりしてある物は専門店に依頼する事をおすすめします。